どうすればスクエアなフェイス向きでインパクトできるの?

ダウンスイングもさることながらテークバックにも注意すべし。

§1 ダウンスイングで気をつけること

 「007)なんで、フェイスが開いてインパクトしてしまうの?」に示した2つのスイングについて、ダウンスイングの違いを見てみましょう。
 下図は、2つのスイングをコマ送り表示したものですが、特に③~⑤の違いに注目してください。

左:インパクトでフェイスが開くスイング
右:インパクトでフェイスがスクエアなスイング

 上記2つのスイングには下記のような特徴があります。

(1)インパクトでフェイスが開くスイング
・左腕は左肘が左横を向いたまま振り下ろされている。
・右腕は屈曲したままで、かつ、左腕の下に位置したままである。

(2)フェイスがスクエアなインパクトのスイング
・左腕は外側に回転させながら振り下ろされている。
・そのため、最初は左横を向いていた左肘がインパクト時には左斜め下を向いている。
・左腕は回転と同時にカラダの方に引き付けられ、手とカラダの間隔が狭まっている。
・右腕は屈曲した状態から徐々に伸ばされ、インパクト時には左腕の上に右腕が位置している。

 以上のことから、スクエアなフェイス向きでインパクトするためには、下記のようにダウンスイングする必要があると言えます。
①左腕を外側に回しながら、カラダの中心(正中線)に向けて引き下ろしていく
②右腕は左腕の動きに合わせて伸ばしながら突き出していく
・・・複雑ですが、「両手を組み、左肘を左横に向けた状態から、左肘で左腰から左脇腹付近めがけて肘鉄砲を食わせる動き」とほとんど同じです。

§2 そもそも、いつ左肘は左横を向いたのだろう?

 さて、ここで少し考えてみましょう。そもそも、いつ、左肘は左横を向いてしまったのでしょう?
 下図は、§1に示したスイングのアドレス、トップ、インパクトの写真です。

 この図を見ると、2つのスイングとも共通して、アドレスの時には左肘は左斜め下を向いていますが、トップでは左横を向いています。
 このことから、左肘はテークバックの時に左横に向きを変えている、ということが判ります。
言い方を変えると、テークバックの時に左腕が内側に回っているということです。

§3 テークバックで気をつけること

 テークバックでの腕の動き、それに伴うクラブの動きを下図に示します。

 ここで注意すべきなのは、手をカラダの正面から右へ動かせば動かすほど、左腕が内側に回る量も大きくなり、それに伴いフェイスの開きも大きくなる、ということです。
 また、テークバックでのフェイスの開きが大きいほど、スクエアなフェイス向きでのインパクトがしにくくなるということは言うまでもありません。
 つまり、スクエアなフェイス向きでインパクトするためには、テークバックで手をカラダの中心から右へ動かしすぎないことが必要です。

 その具体的な方法として、下記が挙げられます。いずれも、以前から言われていることです。
①アドレス時の両手と胸のラインを結ぶ三角形を崩さずに上体を回してテークバックする。
②クラブは縦に(立てて)振り上げていく

§4 ダウンスイングでやみくもに腕を強く振り下ろそうとしないこと

 §2で、トップでは左肘が左横を向いている、ということを説明しました。
 この状態から、腕を強く振り下ろそうとすると、下図のように左肘が左横を向いたまま腕を振り下ろしてしまいやすく、その結果フェイスが開いた状態でインパクトしやすくなるほか、極端な場合には空振りシャンクにもつながりかねません。

腕を強く振り下ろそうとするとこうなりやすい

 これは、腕を振り下ろす意識が強いほど腕を振り下ろしやすい方向その姿勢のまま振り下ろしてしまいやすいからで、その腕を振り下ろしやすい方向とは肘が向いた方向にほかならないからです。

 §1でダウンスイングでの腕の動かし方を述べましたが、腕を強く振りたいときは特に注意しなくてはなりません。